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ほぼ日刊ベースボール

野球選手の熱い過去や意外な背景を主な切り口に、野球への熱い想いを綴ります。

伊丹北高時代、元は外野手だった。

西武のスカウトが見に来たとき、その才能に惚れ、松井稼頭央の後釜にとショートコンバートを高校監督に依頼して帰るという、非常に楽しみな素材だった。



ついたコーチがまたよかった。清原のコーチとしても腕を振るった土井正博。彼の進言により我慢して起用され続け、今や球界を代表するショートストップに。川崎や西岡もいい選手だが、打撃のスケールが彼を一層際立たせる。



中島にとって年俸2億は通過点に過ぎないだろう。さらにスケールの大きな選手を目指してもらいたい。
山本昌がWBCに立候補した。

原監督に立候補し、与田にも「俺を選べ」といい、けっこう本気だと思う。



43歳という年齢が若手中心のチーム構成にネックとなるだろうが、可能であればメンバー入りしてほしい。

感情的に思うだけでなく、あのスクリューボールは強打のチームに対して面白いと思うし、上原のいない中で投手陣の精神的支柱としても山本昌の存在は大きいと思う。



北京よりまともな選手編成になると思うが、ぜひぜひ山本昌のメンバー入りを期待したい。
工藤が契約更改を終えた。

来季もまた、現役である。



私服が相当いけていないのと、イメージと正反対でヘビースモーカーなのを除けば、まさに野球選手の鑑。

確か長嶋に巨人に来るのを請われたときに着ていたのがミッキーマウスのトレーナー。

またタバコに関して言えば、ストイックな印象の野茂もまたスモーカー。目の前で見たことがあるのだから間違えない。



とはいっても適切なトレーニングと自己節制がなければやっていけないのは誰もが知るところ。多分、怪我なく長く続けるこつは自分の身体を知ることなんだろうなと思いつつ、巨人坂本にアドバイスをしていた工藤の指摘は「太るな」。



若いうちは代謝がいいから無理に太る必要がない、とは分かっている人でないとなかなか言えない。そんなところにもまた、工藤のすごさが見え隠れする。



今季は勝ち星に恵まれなかったが、ここまで来たら、できるところまでプレーしてもらいたい。
Aロッドが今度のWBCはドミニカ代表で出るとのこと。

今回はアメリカが威信をかけて優勝を狙いに来ると言われているが、Aロッドを含め、ドミニカが最強チームを構成した場合、メガトンクラスの打線が出来上がる。ソリアーノ以外は率も高くそれがまた驚異的。



以下各キャリアハイでの最強ラインナップである。



1 (遊)ハンリー・ラミレス .332 33本 81打点 51盗塁

2 (二)ホセ・レイエス .300 19本 81打点 78盗塁

3 (三)アレックス・ロドリゲス .358 57本 156打点 46盗塁

4 (一)アルバート・プホルス .359 49本 137打点 16盗塁

5 (左)マニー・ラミレス .351 45本 165打点 8盗塁

6 (DH)デービッド・オルティス .332 54本 148打点 3盗塁

7 (右)ヴラディミール・ゲレロ .345 44本 131打点 40盗塁

8 (中)アルフォンソ・ソリアーノ.300 46本 104打点 43盗塁

9 (捕)ミゲール・オリボ .263 16本 60打点 7盗塁



こんな打線を組まれて、アメリカもそうだが日本も対抗できるのか。

ただ相手に有名選手が出てくるということは、データの取得もいくぶんしやすいだろう。

勝つためにはやはりそこか。



とにかく自分なら絶対に投げたくないラインナップ。

でも怖いもの見たさで楽しみな打線でもある。
中村が楽天に決まった。



.270~.280、20本、ある程度安定した守備と、昔ほどのインパクトはないものの、堅実な活躍は見込めそうな感じである。

怖いのは手首の故障。これさえなければもっと活躍できたのでは、と思うが、怪我との戦いもプロ選手にはつきもの。

あと数年が活躍の期限だと思うが、中村の加入がどう出るか。



近鉄時代はお山の大将、中日時代は反動で優等生、そして楽天では・・・。また悪に戻るのでは、という懸念もあるが、さすがにそれはないだろう。野村、山崎武司の存在もあるが、何より、一度拾われた身。学習したものは大きかったと思う。



いずれにせよ着々と補強を進める楽天。投手陣が期待できるだけに、打撃陣がどのような活躍をするか。それ如何によっては来期の躍進が楽しみである。